前略 ゆず様
お元気ですか?って、さっきまで一緒でしたね。
今日は、遂にやってくる追加公演のリハーサル&ビデオ撮影でしたね。
追加公演もナカナカ面白くなりそうでボクも楽しみです。
ボクは今晩から徹夜の編集作業に入りますが、差し入れとか気にしないで下さい。
フルーツとかプリンとか、全然気にしないで下さいね。
ゆずと初めて会った時、あなた達はまだ20代になったばかり。
もうすぐ30才になるとは、時の流れは身をまかせられないほど速いモノです。
確か初めて一緒に作ったビデオは、
初の体育館ツアー「幸(せ)拍(手)歌合戦」で上映した『巨女』。
それから今日まで数々の問題作(?)を一緒に作ってきましたが、ファンの皆さんはどんな気持ちで見てくれているのでしょうか。
いつか、これまでコンサートのために作った数々の映像を一枚のDVDにまとめてファンの皆さんに発表できたら幸せです。
一緒に映像を作るたびにいつも思うのですが、
あなた達のアイデアの泉には驚かされます。
ボクはみんなでアイデア出しをしている時が一番楽しいです。
ゆずの最大の魅力はもちろん「歌心」ですが、映像の世界に身を置く人間としては「役者」としての悠仁と岩ちゃんに出会えた事は大きな財産です。
これからも歌にトークにお芝居に、「ゆず」にしかできないエンターテイメントを追求していこうじゃありませんか。
過去最大級に長いリボンツアーも最終コーナーを回りました。
お互い身体には気をつけて、待ってくれている全国の皆さんに笑顔で会いに行きましょう。
では、真駒内で会いましょう。
また手紙を書きます。
映像監督 鶴岡雅浩(もうすぐ40才)
追伸:前から聞こうと思ってたんだけど・・・。ま、いっか。明日電話するわ。